大舞踏会パート2

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そんなルカとファイの心境も知らず、大臣は明るく聞く。     「して、ルカとファイ。シンデレラ様はどうしたのだ?御姿が見当たらないが…」     「こらー!!離せ、はーなーせー!!って、ちょっ、待った待っ…ぎゃあああ!?」     その声に被るように、遠くから叫び声&悲鳴が。     「「………」」     無言で、悲鳴のした方を見る大臣とルカ。     シンデレラに何かはわからないが、とても不幸な事が起きたのだろう。     というか、女の子としてあの悲鳴は如何なものか。     まあ、あのシンデレラに『普通の女の子』を求めてはいけないが。     そこへ、衛兵の一人がファイに近づき小声で何かを告げた。     「…うん、そっか。ご苦労様。仕事に戻っていいよ~」     それを聞き、とりあえず衛兵を返してから大臣に向き一言。     「王子、仕事終わったって」     「「…成る程」」     それで、シンデレラに起こった不幸がはっきりした。    
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