2.【お風呂でご奉仕という名のアハハハ~♪】

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「そんなに慌ててどうしたのですか~?」 部屋から綾さんが出てきた、エプロンをつけているという事は調理場か? エプロンをつけているのはいいが何故ゴスロリ服のままなんだ、料理出来るのか? 「あ、綾ちゃん。実はね……」 『茜と妖はこれまでの経緯を綾に話した、特に鈴が自殺しようとしている事を詳しく話した』 ん?今回は結構マトモなナレーションだな……。 『そして浩二は内心鈴の事を恨んでいた』 前言撤回、やっぱ駄目だこのナレーション。 言っておくけど俺は鈴さんを恨んでなんかいない、むしろ鈴さんが「裸」で抱きついてきて(強制終了) 「え!?鈴が!?」 綾さんが驚愕している、当然か……。 「むー……やっぱりまだ昔の事を引きずっているのですか……」 「え?昔?」 何だ?鈴さんの過去に何かあったのか……? 「ふぇ!?い、いや何でもないですよ~♪」 絶対何かあるな、俺の勘がそう告げている。 「綾さん、鈴さんは昔……」 「ご主人!早く鈴殿の元へ行くでござる!!」 「え?妖さ……ぶふぅ!?」 ふ、服を掴まれた……。 「行ってらっしゃいなのです~」 鈴さんの過去に一体何があったんだ……? それと今回の騒動に何の関係が……。 『浩二は妖に引き摺られながら鈴の元へ向かった、そう……まるで犬の様に』 殴るぞこの作者。 (一方その頃……。) ―調理場― 「……鈴……まだあの事を引きずっているのですか……」 「綾ちゃん……」 「ご主人様に……教えたら……鈴は怒るでしょうか……」 「…………」 「僕は……一体どうしたらいいのですか?鈴……」
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