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『笑えばいいと思うよ』
はぁ!?
『浩二は前のページに居る綾に言った』
言ってねーよ、時空移動出来んのかお前は。
「ご主人、階段でござる」
妖さんが立ち止まる、目の前には妖さんの言っている通り階段がある。
うん普通の階段だ。
「ご主人、階段でござる」
いや……うん、普通の階段だな。
「ご主人、階段でござる」
……うん、だから何だ?
「ご主人、階 段でござる!!」
いやだから何!?そりゃあ階段だよ!!だからどうした!?
「ご主人、『会 談』でござる!!」
作者あああああぁぁぁ!!!
『(=°ω°=)ミャーン』
いい加減にしろおおおぉぉ!!!!!
……ハァハァ……疲れた……が。
「……ご主人」
「わー!!分かった!!分かりました!!話し合おうって言いたいんですよね!?」
「っ!!何で分かったでござるか!?」
今さっきアンタが言ってただろうがああああああぁぁぁ!!!!!
本当に駄目だこの人、いろんな意味で。
胸が大きいからです←結論。
「拙者、このまま行くのはいささかマズいと思うのでござるが」
「マズい?」
「うむ、恐らく鈴殿は今興奮状態になっていると思うでござる……きっとご主人を避けると思うのでござるよ」
興奮状態……パニック状態って事か?
そこまでパニックになる事じゃないのに……綾さんの言っていた『過去』に何か関係でもあるのだろうか?
『こうして浩二は』
お前は帰れ!
「それで拙者、案があるのでござる」
「案?」
「うむ、このまま行っても鈴殿は会ってくれもしない……だから」
「だから?」
「忍法、壁中走りの術を使うのでござる!!」
「はぁ!?」
「壁の中を走れば鈴殿に気付かれず……」
「いやいやいや!!絶対無理です!!俺忍者じゃないし!!」
「それなれば今から修行すれば……」
そんな事してる場合かあああああああああぁぁぁ!!!!!
「と、とにかく別の方法を考えましょう」
「ならば忍法……」
「忍法はもういいです!!!」
本当に大丈夫なのだろうか……そして間に合うのか……?
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