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……おかしい!!この町は本当におかしい!!
さっきから歩いているんだが……何で猫ばかりなんだ!?
ずっと猫の鳴き声が聞こえてくる!!
にゃーにゃーにゃーにゃー……何なんだ……?
この町はどこかに魚が大量に置かれてるのか?
それとも……?
謎は深まるばかり……っと、ここか。
やっとの思いで俺は噂の「にゃんにゃん荘」に着いた。
……って……これ……一軒家じゃん……。
周りに建っている家じゃん……これ……。
まさか……騙されたか……?
だとしたらあの馬鹿親父を始末しないと。
あぁ…それにしてもさっきから猫の鳴き声が……。
「にゃーにゃーにゃーにゃー……この町には何匹猫……が……」
俺は軽い気持ちで後ろを振り向いた。
……そしたら……俺の背後には……「奴ら」が居た!!
「「「「「いらっしゃいませ!!」」」」」
「何いいいいぃぃ!!?」
え?な、何だ!?……ってぐはぁ!!
5人分の……タックル……。
「遂に……遂に来たんだね……!!」
「うにゃ!!遂に来たんだにゃ!!にゃにゃにゃにゃ!!」
「遂に…このにゃんにゃん荘に……」
「初めての……入居者が……」
「やって参りましたぁ~!!」
……にゃん……にゃん荘って……今言ったよな……?
……どうやら……本当の様だ……。
「って!!ちょっと待て!!」
「わぁ……」
「うにゃ……」
「あ……」
「ふむ……」
「おぉ~」
……え?何?何見てんの?
「……えー、顔に何か?」
「か……」
か?
「格好いいー!!」
何いいいいいぃぃ!!?
「ヤバい!!ヤバいよ!!私のタイプだよ!!」
な、何なんだ!?この5人は……!?
ここで俺は思い出す、あのチラシに書かれていた事を!
「まさか……美少女5人組のサービスって……」
「そう!まさしく貴方のご想像通り!!」
「私達!!にゃんにゃん荘5人衆が」
「貴方の身の回りを……」
「全部……」
「「「「「お世話いたします!!!」」」」」
「…………」
……何だってえええええええぇぇぇ!!!!!???
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