1.【ようこそ!!にゃんにゃん荘へ!!】

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取り敢えず俺はにゃんにゃん荘5人衆と言う人達に案内され、一軒家の中に入った。 ……へぇ……中は立派だ……。 まさしく一軒家って感じがする。 部屋が幾つもあれば風呂も完備、ベランダまでもある。 しかも一つ一つの部屋が広い。 ……ここ……家賃高そうだ……。 そして俺は居間へと案内され、座り、にゃんにゃん荘5人衆と向かい合う。 「えー……それでは改めまして……にゃんにゃん荘へようこそお越しくださいました」 5人衆の一人が頭を下げ、言う。 「え……あ……いえ……」 俺も頭を下げる。 「申し遅れました。私はここにゃんにゃん荘5人衆の一人、流茜(ながれ あかね)でございます。茜と…お呼びください」 茜……さんは落ち着いた雰囲気を持っているな……この人がまとめ役なのだろうか? ……にしても髪の色が派手だな、オレンジだぞ? しかもけしからん、主に胸が。 しかも服装がメイド服ってどういう事だ? この人…結構はっちゃけてるかもしれない……。 「それでは残りの紹介を……」 「残り物みたいに言わない!……えーと……もう!妖!!さきやって!!」 「承知した、拙者の名は沙三谷妖(さみたに よう)でござる、拙者の事は妖……とお呼びくださる妖」 「……妖ちゃん……寒い……」 全くだよ!!いきなりオヤジギャグかよ、何か家に居る馬鹿親父を思い出した。 ……ってか何でござる口調なんだ、妖……さんは……ひょっとして……。 「ちなみに妖ちゃんは……」 「まさか……忍者?」 「っ!!何故分かったでござるか!?」 やっぱり……だって服装がもう「私忍者やってます」感が……。 忍者というよりくのいちか? エロい、服装がエロい、目のやり場に困る。 やっぱり目立たない様に髪の色は黒にしているのか……こりゃまたけしからん胸だ。 ……何か俺……ダメだ。
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