1.【ようこそ!!にゃんにゃん荘へ!!】

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「えーと……茜……さんと妖……さんですね?」 「はい、ご主人様♪」 俺はテーブルに頭を打ちつけた。 「ご主人!?いかがなされたか!?」 いやいいんです、二人とも。 急に力が抜けただけです。 「うにゃー!!まだ私達の紹介してないにゃー!!」 え!?猫が喋ってる!? 「あら……ごめんなさいね、鈴ちゃん」 「にゅー……気を取り直して……。……おほん、えー本日は私を花嫁として迎えてくれる事を……」 「待て待て待て待てええええぇぇ!!!!」 「ちょっと鈴ちゃん!!それは私の台詞よ!!」 「むー!!それは僕の台詞ですよー!!」 「違うってばあああぁぁ!!」 あぁ……何というボケボケ……ついツッコミを入れちゃったじゃないか。 「冗談にゃ、私は春木鈴美(はるき すずみ)にゃ。鈴と呼んでくれたらとても嬉しいにゃ!」 おいおい……メイド、くのいち、次は猫か……何という属性ゾーン。 しかも猫耳生えてるし!! ……違う、ヘアバンドか。お洒落の一つか? それとも猫になりきっているのか?茶髪だ。 ……って身長ちっちゃ!!胸もペタペタだ!! ……つるぺた好きな俺にどうしろと? 「何か失礼な事を考えたにゃ……?」 「つ、次は私の番ね……え、えーとそのわわ私は……」 「ちょっと桜ちゃん、リラックスリラックス」 「桜、一体何故それほどまでに緊張しているでござるか?」 「だ、だって……その……うぅ……」 「この緊張しきってるのは波沢桜(なみざわ さくら)というのですよ、桜と呼んであげてください」 「あ……今から私が言おうとしたのに……」 「駄目なのですよ、文字制限があるのです」 サラッとメタ発言したなこの子。 えーとこの桜……さんは……普通の女子高生みたいだ……ってツインテールか!! しかも極度の照れ屋……ツンデレは……分からん!! そしてこれまた派手な髪の色で、青色かよ?どうやって染めているんだ? 胸は……標準だな。 ……何言ってんだ俺は。
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