1.【ようこそ!!にゃんにゃん荘へ!!】

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「最後は僕ですね。僕は小石原綾香(こいしはら あやか)というのです。綾と呼んでほしいのです~」 ラストは僕っ娘かい……何という属性&属性。 震えるぞ、俺の心が。 ……はいはい、だが断る……ね。 それにしてもこの綾……さん、何というロリ体型。 ってかこれ小学生じゃ……しかもゴスロリ。 ……待て待て待て、俺死ぬぞ? いろんな意味で俺がくたばるぞ、本当に。 「えーこれで私達の紹介は終了とさせていただきます、ご主人様」 ご、ご主人様……。 「あ、は……はい……えーと……」 「みゅー……私はご主人様の名前が知りたいのにゃ!!」 「ふむ、拙者もご主人の事を知りたいでござる」 あ……そうか、俺……自己紹介していないや。 「じ……じゃあ……次は俺が……こほん。えー俺は羽衣浩二です、今日この町……寝子猫町に越してきたばかりの新参です……で、本日……」 「私を嫁に迎える準備を済ましてきたのかにゃ?」 「はい……って違うわ!!」 「おお!!キレのいいツッコミにゃ」 ……全く……。 「えー……本日ここにゃんにゃん荘に入居する事になっているのですが……」 「はい、ご連絡は受けていますよご主人様♪」 ああ……何か……いい……。 「それなんですけど……あの……家賃は……?」 一番の問題は家賃だ。 チラシには「ご主人様次第」って書いてあるからいくらかは分からないんだ。 この家……ってか部屋か?7万でも安いと思うが……。 「家賃でござるか?心配ご無用!!ご主人なら無料でござるよ!!」 「え?」 何?今……妖さん何て言った? 「そ、そうだね……無料で……いいよね?綾」 「むー……言われる必要はないのです……当然ですよ~」 「その通りだにゃ!!チラシにも書いてあるはずにゃ!!」 「はい、ご主人様次第……と♪」 ……何というフリーダム、むしろカオスか? いや、俺がカオスか。
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