1.【ようこそ!!にゃんにゃん荘へ!!】

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「それではご主人様もお疲れでしょう、私達は失礼いたします」 「え?い、いや別に……」 茜さんが言うと5人衆はあっという間に居なくなった。 ……何なんだ一体……。 茜さん、妖さん、鈴さん、桜さん、綾さん……この人達が5人衆か……。 茜さんはメイド、妖さんはくのいち、鈴さんは猫娘、桜さんは普通女子高生、綾さんは僕っ娘ロリか……。 物凄い属性の集まりだな、にゃんにゃん荘ならぬ萌え萌え荘にしたらいいんじゃないか? そんな事を考えてる俺はもはや手遅れ、誰か警察呼んでください。 「……しかし……いい家だな……」 下手したらそこら辺の一軒家より造りがいいぞ……この家は……。 あの親父もたまにはいい仕事をするってことか……馬鹿だけど。 ちなみに俺も馬鹿だぜ! 「……それにしても……喉乾いた……」 そういえばさっきから何も飲んでないしな、あの5人衆にツッコミを入れたせいか喉がカラカラだ。 「えーと……お茶はどこだ?」 俺は荷物を引っ掻き回す。 確かお茶を持ってきたはずだが……。 「ご主人、お茶でござる」 「へ?あ、こりゃどうも……って何いいいぃぃ!!?」 ちょっと待て!!妖さん今どこから来た!? 襖が開いた気配もしなかったぞ!? 「ど、どうしたでござるか?」 「妖さん、今どこから来たんですか?」 「そこの壁からでござるよ♪」 なるほど、納得。 アンタ壁ぬけの能力持っているのか。 海に落ちたら泳げないんだな。 「ほら、この壁はくるくる回る様になっているでござる」 「忍者屋敷!?」 いや忍者屋敷ではないか……。 「さ、ご主人。熱いうちに召し上がるでござる」 「え?あ、お茶……では頂きます……」 いかにも入れ立てというお茶だ、旨そうだ。 一口すする……ん!? こ、これは旨い!!誰か新聞記者を呼んでこい!!
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