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「美味しいですよ妖さん!!」
「え?そ、そうでござるか?」
「えぇ!!本当に旨い……!」
もはや言葉では表現できない程……旨かった……。
「……よかったぁ……」
「っ!!」
……待て待て待て、ヤバい……ヤバ過ぎる……。
妖さんの今の反応……。
ええい!!気を落ち着かせなければ……俺という理性がぶっ壊れる!!もうひび入ってるけど!!
もう一度俺はお茶をすする……すると襖が勢いよく開かれた!!!
「うにゃー!!何二人でイチャイチャにゃーにゃーみーみーしてるのにゃー!!!」
俺は盛大にお茶を流し込み盛大にむせた。
にゃーにゃーにゃーにゃーうるさいにゃー!!
あ!!
…………俺もうつったみたいだ……。
「ご、ご主人!?大丈夫でござるか!?」
「だ、大丈夫……ゴホッ!……です……」
「うにゃ?妖?毒でも盛ったかにゃ?」
「何を言うか!!拙者、ご主人を暗殺しよういう気をこれっぽっちもござらん!!」
「そ、それより……どうしたんですか?鈴さん」
「にゃ!!ご主人様の顔を見にきたにゃ!!」
「何だって!?」
暇だなオイ、猫の襲来だな。
「お待ちくだされ鈴殿!」
「うにゃ?」
「拙者も見たいでござる!!」
「んな!?」
よ……妖さんまで!?
「むー!!僕も見たいのですー!!」
「わあああああぁぁ!?」
テ、テーブルの下から出て来たぞ!?綾さんが!!
「お待ちを、私も拝見させていただきます」
「ぬお!?」
て、天井からメイド……じゃなくて茜さんが!!
忍者か!?アンタは!!
「ちょっと!!私もよ!!」
「何と!?」
今度は桜さん!!?つーかどこから来た!?
ってかさっき立ち去った意味ねー!!
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