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口に当たる柔らかい感触と近すぎるカイの顔
事故だったとしても俺達が今キスをしている現実は変わらない
理解するまで時間は掛かったが
「痛たたた…ユーリごめんっ」
カイが離れると無くなるあの俺が求めていた味
俺が求めて作り出そうとした味は意外にもカイの味だった
「…ユーリ?」
「ぁ…いや…なんでもねぇ、怪我はねぇか?」
「うん…生クリームで身体べたべたー…」
生クリームを頭から被ったらしく気持ち悪そうにカイは生クリームを拭いてるがその姿が卑猥過ぎて俺は思わず視線を逸らした
(って何考えてんだよ俺…)
「ほら、さっさと風呂入って身体流してこい」
顔に出さないように俺はカイにタオルを被せるとカイは素直に頷いてキッチンを足早に出て行った
「…あの味…マジかよ…」
味の元が分かった今、俺の身体は彼奴を求めて疼いているのを俺は気づかない振りをするしか出来なかった
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