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「…」
「瑞希…セリフ」
「あっ…すみません…」
パタン
「少し休むか…ここんとこ…セリフ読みばかりしてたし」
会長…
「白雪姫の衣装持ってくるな」
ガチャ
「…」
何か感づかれてる…いつも通り出来ない…
「はい…」
「うわっ…きれい」
「俺下にいるから…着替えたら呼んでくれる?」
「はい…」
バタン
「…」
これ…僕にピッタリ?まさか…わざわざ…合わせてくれたのかな?
「あっ…ウィッグもある」
いつもロングだから…この長さ大丈夫かな?
「瑞希…今日元気ないな」
何か疲れてるのかも…やはり劇と生徒会の仕事両立はきついかな…
「…」
それとも悩んでるのか?何に?もしかして…キスシーンとか?まあ…確かに嫌だけど…実際は…触れそうで触れない程度だって言ったしな…まっ琉生が本当にするわけないか
「会長‼」
「おっ?」
着替えたのか…よし
「どうですか?白雪姫に見えます?」
「ああ…可愛い」
ボッ
「でもメイクしてないから…ちょっと違和感あるかな」
やっぱりそうか…まっ可愛いって言ってくれたし…
「どこのセリフ言う?」
「そうですね…」
何気に適当にあけてみた…
「それじゃここで」
「どれどれ…ん⁉」
会長?何で驚いて…
「あっ‼」
しまった…これラブシーンじゃないか‼
「じゃー横になって」
「っ…」
僕が言ったんだし…セリフ読みだから…大丈夫だよな
「…」
「おお…何て美しい姫様なのだろう…」
会長…ちゃんとセリフ言ってる…でも…恥ずかしいよ…
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