ｺｽﾌﾟﾚﾒｲﾄﾞ

episode5

…何だか変な感じで…僕は家に帰った…

「琉生…飯出来たぞ」
「分かった」
ふいっ…
「琉生…最近目合わさないんだな」
「何で？合わせること？」
いや…それは
「…会長のどこがいいんだよ…」
「え？何か言ったか？」
「別に」
ｽﾀｽﾀ
「あれ？」
「俺達だけだ…両親は今日遅くなるんだと」
何だよ…早く帰るって言ってたくせに…
「部屋で食べる」
「何で？俺と一緒に食いたくないのか？」
食べたい…でも
「いい…ｾﾘﾌ読みあるから…じゃっ」
ﾊﾟﾀﾝ
「…琉生」

「ただいま」
「お帰りなさい」
「あれ？店休みだっけ？」
ｸﾛｰｽﾞになってる
「ﾊﾞｲﾄの子が熱で倒れたんだって…瑞希は毎日手伝わせてるし…休ませようと思って…呼ばなかったのよ」
…確かにｾﾘﾌ読みするから今日手伝えないって言って…大丈夫だよって優芽姉言ったから安心したのに
「最近熱出して休む人多いのよ‼」
「はい…私の大学でも休む人たくさんいたので…瑞希…気をつけてくださいね」
風邪じゃないのか？いわゆるｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞかな
「うん…」
「瑞希は劇に出るのよ？しっかりしなきゃ‼」
「瑞希ほどﾋﾛｲﾝが似合う男はいませんね」
いや…あのな
「僕ばかり心配しないでよ…2人の方が心配だよ」
志帆姉なんか体弱いじゃないか
「平気ですよ…」
「瑞希には…迷惑かけないわ」
そう…姉は言ったが…次の日…志帆姉は咳をしだして…大学で倒れた…優芽姉も…看病しながら…風邪をもらい…2人てもﾀﾞｳﾝしたのだ