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「そうか…風邪で」
「まだこっちには来てないですね…良かった」
「お前が持ってこなければな」
副会長…ひどいです
「でも…しばらくお店休みだし…デザートがもったいないな」
一つ一つ…心を込めて作ったんだ…お客様の笑顔を考えて…満足出来るように必ず感想も聞いた
「俺が食うよ」
「会長‼そう言うと思って持ってきました…冷蔵庫に入ってますよ」
はやっ
「おい…3人じゃ無理だろう」
こんなにあるぞ
「持って帰ってください。まだ半分家にあるんですから…」
そうか
「副会長…結城君に食べさせてあげてくださいね」
「…そうだな…」
あいつが食べるか分からないが
「おっ晋…チーズケーキあるぞ…それにミルフィーユだ」
「え?会長ミルフィーユも好きなんですか?」
「こいつは…ガキの頃からミルフィーユが好きでな…俺がチーズケーキ進めたんだ」
そうなんだ
「羅衣がもともとチーズケーキ好きだったよな?今は何だった?」
「…ショートだな…」
「そうそう…苺とかフルーツ好きになったんだよな」
晋…💢
「お前と一緒にいたらいつの間にか…好きになったんだ」
「ははっ…照れるな羅衣」
てれてねー💢
「…」
僕は…会長の全てを知らない…僕達は似てる…でも…それだけで…何か知らないと副会長が言うんだ…普通に…俺は何でも知ってる…みたいな
「…」
副会長は…会長を好きなのかな?僕を誘ってくれたから…いまさら…邪魔とか…言えないのかな?
「瑞希?」
ポロッと…涙が出た…
「那巳?」
あっ…僕は泣いてるのに気付いて…部屋を飛び出した
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