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<冬の寒さも>
昼休みの屋上。
彼いわく特等席……の俺の膝でケタケタ笑ってるタケに、何の気なしに問いかけた。
「なあ、お前寒いの大っキライじゃなかった??」
「にゃ??」
ぐりんと金髪が上向こうとして、カラフルなピンやすっと伸びた鼻筋なんかが視界に入る。
「ぬくいからのーぷろぶれ~む」
にへらっと笑った感じの声。
つまり俺は、タケ専属ゆたんぽに任命されていたらしく。
「ドキドキすっから、寒くない」
あ、そっち……。
ヤバイ。
いけないトコが、熱くなっちまいそうデス。
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