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「クソッ！ なんなんだよテメェは！」
「ヒヒッ！」
「チクショウ！ 冗談じゃねぇ！」
ダダッ！
一人残された不良が出口に向かって走って行きます、この期に及んで逃げるおつもりですか。
ガタン！
「クソッ！ 開かねぇ！」
不良が開けようとしている鉄の扉は締め切られているようですね。
「まさか自分一人だけ逃げようなどとお考えですか？」
「う、うっせぇ！ こっち来んな！」
「ヒャハッ！ ヒャハハハハハハハハハハハ！」
ダッ！
洋司さんが走り出しました。
「ヒャーハー！」
ダンッ！
「うわぁぁぁぁぁ！？」
ドゴォン！
洋司さんの飛び両膝蹴りが不良を襲いました。
膝と扉に挟まれて威力は倍増でしょう。
「ガハッ……」
不良は力なく倒れこんでしまいました……よく見ると扉がへこんでいますね……
ドサッ……
「ヒャハッ！」
ガァン！
洋司さんが倒れた不良の頭を全力で踏みつけてしまいました……
同情はしませんが、いささかやり過ぎな気もしますね。
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