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これで終わりましたね、最後の不良は痙攣して気を失ってしまいました。
「ハー……! ヒッヒヒ!」
「洋司さん、もう終わりです。」
ポン
ブォン!
「……!」
洋司さんの肩に手を置いた瞬間に裏拳が……なんとかかわしましたが……
「ハー……! スゥー……フゥー……」
「……深呼吸して落ち着きましたか?」
「あぁ……悪い……もう大丈夫だ。」
「そうですか……それにしても凄い豹変ぶりでしたね。」
「んー……スイッチ入っちゃうとわけわかんなくなって、見境なくなるんだよな……ホント、椿ちゃん達連れてこなくてよかった。」
本当ですね、お嬢様達があんな洋司さんを見てしまったら……
「そうだ! 姫野!」
洋司さんが慌てて姫野さんに駆け寄りました。
「おい、大丈夫か!?」
「うっ……兄貴? あいつらは……?」
「……もう終わった、心配すんな。」
「そっすか……すいませんっした……迷惑かけて……」
「迷惑かけてんのはこっちだ、こんなになってまで俺らのために動いてくれたんだからな……さっ、お前の妹が心配してんだ、帰るぞ。」
「はい……ッ!」
「おい姫野!」
「酷いやられようですね、一旦病院へ連れて行きましょう。」
「あぁ……ったく、無茶しやがって……」
「へへ……すんません……」
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