終戦

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「先輩……お兄ちゃんは……」 「姫野……あいつは……あいつは、いいやつだったよ……! クゥ……!」 「そんな……嘘ですよね!? まさか……お兄ちゃんが……」 ガチャ 「兄貴……俺が死んだみたいなテンションやめてくださいよ……」 車から姫野が顔を出した。 「お兄ちゃ……?」 「まぁ、嘘だよwww死んでるわけないじゃんwww」 「……! お兄ちゃーん!」 ドーン! 姫野が車に飛び込んで、姫野兄に抱きついた。 「お兄ちゃん! 良かった! 本当に良かった! 心配したんだからね!」 「イデデデデ! 百合香! マジでイテェ!」 「あっ! ごめん……つい……」 「良かったなぁwww姫野www」 「はい!」 「はい!」 二人同時に返事してきた、そういやどっちも姫野だったなwww 「どっちも姫野だからややこしいな……えーと……じゃあ今から勇ヤンなwww」 「はい!……えっ?」 「百合香は……ユリリンでいいかwww」 「………」 「あれ? どうした二人共www」 「どうやらそのあだ名では腑に落ちないようですね(笑)」 「えっ? そうなの?」 コクッ コクッ またしても二人同時に頷いた。 「……解せぬ。」  
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