さよならなんて、悲しい事言うなよ

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キョンのせいで目が覚めてしまった。 まだ寝たいが外はすでにバルスの如く明るくなっているので二度寝は諦める事にする。 時間は……7時過ぎか。 ニャー 「あぁ、起こしたのはご飯が目当てか。」 ギシッ キョンに急かされて渋々ベッドから出た。 ゴソゴソ カラカラカラカラ…… 「ほれ、お食べなさい。」 ニャー カリカリ…… いい音たてて食うなー、カリカリ梅食いたくなってくる。恐らく俺だけだろうけど。 チラッ 「スー……スー……」 椿ちゃんはまだ起きそうにないな、さてどうしたもんか。 ……… 顔洗うか。 一瞬椿ちゃんを襲うっていう選択肢が頭をよぎったが、俺の良心が疑われるのでやめる。  
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