さよならなんて、悲しい事言うなよ

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ササッ 忍び足で桜っちの部屋に向かう、気分はスネークか007だ。 「俺の後ろに立つな。」 違う、これはゴルゴ松m……ゴルゴ13だ。 コソコソ 桜っちの部屋の前に来たぜ、このミッションはかなり危険だ……見つかったらステルス迷彩が手に入らなくなる。 極力そーっとドアに近づき中の音に聞き耳を立てる。 気分はミッションインポッシブルかプリズンブレイク。 「………」 「………」 中から話し声が聞こえる、なんて言ってるかまではわからないが。 「ダメですよ神田さん……そんなに近付いたら移っちゃいます……」 「私は構いませんよ(笑) ですから……」 「あっ……」 こ れ は! 「そんな所……触っちゃ……」 とうとう神田と桜っちが一線を……! いや、K点を越えたあぁぁぁぁぁぁ! バァン! 「仕事休んでまでなにイチャイチャしとるかぁぁぁぁぁぁ!」 「おや、おはようございます洋司さん(笑)」 「あぁおはよう! って……あれ?」 やけに冷静だな……普通はあたふたするとこだろ…… ん? 桜っちの肩にアズニャンが乗ってる。 ポクポクポクポク チーン! あぁ、触ったり移るとかって……猫の事なの? やっちゃったぜ☆ 「ノックもせずにいきなり入るな!」 ブォン! ボフッ! 「ブフォッ!」 枕が飛んで来ました。  
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