さよならなんて、悲しい事言うなよ

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「葵さん、椿ちゃん探して俺の部屋まで来たんスよ?」 「あらー、そうなの?」 「んで、椿ちゃん見つけた途端にそのまま寝ちゃって。」 「そうだったの、全然覚えてないわー。」 「マジッスかwww」 「ちょっと起きて、椿ちゃんがいないって気付いた所までは覚えてるんだけどー。」 「で、寝ぼけながら椿ちゃんを探し回ったと?wwwなんスかその本能www」 「なんなのかしらねー、淋しかったのかしら?」 「そりゃ……離れ離れなわけですし、わかんなくもないですけど……」 「そうね……ずっと離れ離れでちょっとでも一緒にいたかったのよ……」 「………」 「……なんてねー、たぶん本当に寝ぼけてただけだと思うわー。」 「ちょっとでも心を傷めたのが間違いでした。」 「フフフー♪」  
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