さよならなんて、悲しい事言うなよ

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「それじゃあ食堂に行くわー。」 「はいはいwww」 「そうそう洋くん。」 「なんスか?www」 「今日は主人が来るじゃない?」 「らしいですねwww」 「もし、あの人が椿ちゃんを連れていくって行ったらどうする?」 「止めますねwww」 「そうよねー、じゃあ椿ちゃんがそれを拒否できなかったとしたら?」 「えっ?」 「この家ではあの人がルール、椿ちゃんにはそれが身に染みついているの。」 「………」 「あの人が決めた以上、椿ちゃんはそれに従うのは目に見えているわ。」 「椿ちゃんのお父さんがルールッスか……」 「そうよ。」 「葵さん、こんな言葉知ってますか?」 「……? なぁに?」 「ルールなんて破るためにあるんスよwww」 葵さんは一瞬キョトンとした後、すぐに吹き出した。 「……プッ……フフッ、そうねルールなんて破るためにある……洋くんに期待してるわー。」 「任せてくださいよwwwルール破るの慣れてるんでwww」 「頼んだわよー、私お腹空いちゃったし、今度こそ食堂に行くわー。」 「はーいwww」 葵さんは満足したような表情で食堂に向かって歩き出した。 さて、俺もさっさと車を回さネバダwww 「フフッ……さぁ、父が勝つか恋人が勝つか、我慢比べの競争ねー。」  
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