僕が乗ります!(性的な意味で)

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ガチャ 「呼んで来ましたよ。」 「うむ、入りなさい。」 「失礼します!」 やべぇ……就職面接より遥かに緊張する…… 「まぁ座ってくれ。」 「はい!」 もう緊張し過ぎて吐きそうだ……今ほど実家に帰りたいと思った日はない…… 「改めて挨拶しよう、私が宝生達馬だ。」 「木村洋司です!」 「葵や椿から聞いている、思った通りの青年だ。」 二人からどう聞いてたのか気になる…… 「ある日突然この屋敷に連れられて住み込みで働く事になり、椿と交際が始まったそうだね。ぶしつけで世間知らずな行動だとは思うが、多目に見てやってくれ。」 「いえそんな……俺みたいなのにはもったいない話で……驚きましたが、嬉しかったです。」 「そうか、迷惑じゃないかと思ったがそう言ってもらえればこちらも気が楽だ。」 「………」 「そうだ、君は元々私の会社にいたそうだね。」 「はい、今椿ちゃんがいる会社にいました。」 「そうか……不況とは言え君のような好青年を解雇する状態になってしまった。すまない事をしたね、今さらながら詫びさせてくれ。」 「いえ! 自分の技能が至らなかっただけです! 旦那様のせいじゃありません!」 「そう言ってもらえると助かるよ。」 や、やべぇ……怖いって思ってたのに、想像以上にいい人過ぎる……  
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