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「椿ちゃん、もう一本頂戴www」
「ノッポですか? えーと。」
ゴソゴソ……
「うーん……私が持ってるので最後ですね。」
「ほほぅ……ならば!www」
サッ
パクッ
「あっ!」
「フッフッフッwww隙ありwww」
「ズルいですよー! なら私も!」
バッ
パクッ
「な……にぃ……!?」
俺がくわえているノッポの反対側を……!
「フフフ♪ 隙ありです!」
「ぬぅ……まだだ! まだ終わらんよ!」
サクサクサクサク……
「負けません!」
サクサクサクサク……
一本のノッポを巡る俺と椿ちゃんのデットヒート!
サクサク……
サクサク……
残りは数センチ……ここに来て突然止まる俺。
「……!」
椿ちゃんが今です! と言わんばかりにラストスパートをかける。
そして……
ポキッ
途中でノッポを折りました。
「フフフ♪ キスになると思いました?」
「えっ? いや、まぁ……」
「ダメですよ? 洋司さんはまだ風邪が治ってないんですから、治るまでキス禁止です♪」
くっ……なんだこの胸を締め付けるような気持ちは……! もの凄く……甘酸っぱいです……!
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