屋上で

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私に差し出した手から現れた物。 それは麻雀牌だった。 いや、今朝方失った携帯のストラップだった。 やはりこいつが持っていたのか。 別に要りはしないが。 「朝、youノ携帯?拾ッタ時ニ一緒ニ落チテタネ。 youノネ?」 「ああ…そうかもね…」 一応受け取るも、よく見ると明らかに引きちぎった形跡がある。 確かに要らん物ではあるが、何してくれるんだ貴様。 一体何が目的… 「youトハ運命ヲ感ジルネ。 …ドウ?」 …は!? どうって何が。 もしやこいつナンパでもしてるつもりなのか? まさかそれが目的でこんなふざけた真似をしてくれているのか? 安く見られたものだ。 「言ってる意味が分からないんだけど。 ふざけるのも大概に…」 「Oh!別ニフザケテナンカナイヨ~! アノ…何テ言イマスカ? ア~… … …仕方ナイネ。本当ノ事言ウネ。 youニハスゴイ『力』ヲ感ジルネ。 力分カル?チカラ。パワーネ?パワー。」 幾ら私が頭悪いと言っても、そこまで見下される謂われはない。 それに、日本国内に於いてその解説法は逆だろうが。 訳すなら英語から日本語に訳せ。  
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