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色々と考えを巡らせる私。
その考え込む様子を見たバレンタインは少し何かを考えていたが、そのうちまた妙な事を言い出した。
「ハハア、サテハ信ジテナイネ~?
マア仕方ナイネ~。
イキナリ言ワレテモネ~。
OK、OK。
ワカッタネ。今カラ私の言ッテル事、真実、証明スルネ~。」
そう言うとバレンタインは何を思ったか、屋上を囲う金網を登り出した。
私が唖然と眺める中、奴は軽快に金網の向こう側へと移動した。
金網越しに私へと話し掛ける。
「シッカリ見ルネ~。
コレ現実。
私言ッテル事ホント、分カル。
コレ、アナタニモ出来ルネ。
サッキ返シタ…御守リ?
アレニ私パワー付ケタ。
アレ握ル、祈ル、アナタ大変身!」
そう熱弁を振るうと、奴は振り返り大空に相対した。
一体何を…
いや、まさか…
「I'm SUPER MAN!
GO!FLY HIGH!」
そう叫ぶと、バレンタインの体は宙を舞った。
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