1722人が本棚に入れています
本棚に追加
/165ページ
入学式の後、簡単なオリエンテーションがあり恭平は教室へ入った。
高校と違い、自由な髪型に自由な服装。
個性がそれぞれに溢れている。
かくいう恭平も2週間前にブリーチをして、校内でもかなり目立つ髪色だ。
元が地黒なだけにチャラついたホストのような恭平は注目の的だった。
「カッコイイじゃん、その髪!」
話し掛けてきたのはやはり軽そうな金髪の男。
「ありがと。」
「おれ、松坂。松坂 岳(がく)だよ。よろしくな」
そう言うと松坂は八重歯を見せて笑った。
_
最初のコメントを投稿しよう!