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「俺は高倉恭平。恭平でいいから」
軽く手を挙げる。
「良かったー、おれ友達出来なかったらどうしようと思ってたんだ!」
「俺も同じ高校からここ行く奴いなくてさ。ちなみに地元どこ?」
「おれ、横浜。恭平は?」
「俺は千住。ここまで割と近いからさ」
「いーなーっ!おれなんか乗り換え2回もあるぜ!」
岳とは直ぐに打ち解けた。
それから一週間もしないうちに、俺達は色んな奴らに声を掛けられ学年の中心グループになっていた。
「やっぱおれら目立つのかな?」
岳がまんざらでも無いと言う顔で笑いかける。
「岳がうるせーからじゃん?あんま目立ってもめんどくせーから騒ぐなよ?」
「ヒデー!恭平!」
次の科目を受けるべく校舎内を移動する。
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