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こいつ、男?!
恭平は隣の人物が気になって、授業どころでは無かった。
そう思ってもう一度顔を見てみると、美しい顔に化粧をしたような形跡はない。
爪も形は綺麗だが、女性がするようなネイルはされていない。
まさか…本当に男?
すると隣の人物は恭平に振り向いた。
「教科書、忘れたん?」
そう言った声は正しく男性のものだった。
「あ…そ、そうなんだ!わりーけど見せて」
幸い、机に教科書を出し忘れていた。
まさか見とれていたとも言えず、恭平は彼女…いや彼に教科書を見せて貰った。
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