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クスクスっと笑いながらチェシャ猫の髪を掴みブルブルと震え恐怖に顔を歪ませているチェシャ猫を立たせました。
「早く逃げないからもう捕まえちゃった。
私から逃げ切れたら腕だけで勘弁してあげようと思ったけど・・・。」
そう言いながら剣を大きく振り上げ右肩に刃を落とし右肩からザックリと切りつけたのです。
「じわじわと殺してあげる・・・。
次は右足、その次は右腕、そして右足。
猫さんが悪いのよ?
私を楽しませてくれないんだもの・・・。」
その日、森には猫のもがき苦しむような鳴き声が響き渡り、森には一本の真っ赤な道が出来上がった。
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