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瞳子『なんで…なんで…私に言わせるの。言いたくないのに…なんで?』
凌『何言ってるんだよ?訳わかんねぇーよ。瞳子…。』
もう…凌といるのが辛くて、苦しくて…凌の言葉に惑わされそうで、昨日の事を言ってしまう。
瞳子『………凌の携帯…着信……。』
凌『俺の携帯?着信?なんだよ…それ?』
瞳子『………凌の携帯から着信があった。』
凌『……いつ?』
瞳子『……昨日……愛莉花っていう彼女から。』
凌『……………。』
瞳子『凌が…私と別れたいから別れて欲しいって。凌は…私と別れたいんだよね?』
凌『ちが……。』
凌が何か言いかけたけど、私は話しを進める。
瞳子『だから…私から別れてあげるって言ってるんだから、早く帰ってよ。』
そう言って、凌の背広とカバンを持ち、凌を玄関まで押す。
凌『瞳子…聞いてくれ。違うんだ。』
瞳子『嫌。凌は、私を裏切って愛莉花って人を選んだんでしょ?聞きたくない。』
凌『本当に違うんだ。瞳子…。聞いてくれ。』
瞳子『もう…止めて。早く出て行って。お願いだから…。』
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