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あいつと再会した。
しかも…最悪だった。
あいつって言っても、凌じゃない。
もっと…もっと…最低最悪なあいつ。
会社帰りに、最近よく行くお店に立ち寄った。
行きつけのお店。
-CURE-
という名前のBAR。
ここのオーナー兼マスターは、私の知っている地元の先輩。
橘 輝(タチバナ ヒカル)30歳。
通称、輝ちゃん。
そのまんまだけど…ちゃんと理由はある。
輝ちゃんは、女の私が言うのはなんだけど…美形で、そこらへんの女には負けないぐらいの、妖艶で美しい顔の持ち主。
男女共に、輝ちゃんを目当てに通う常連客も多い。
瞳子『こんばんは。空いてるかな?』
輝『瞳子の指定席は、開けてあるよ。』
そう言われ、いつもの指定席…カウンターの1番奥に座る。
輝『とりあえず、いつものでいいか?』
瞳子『うん。ありがとう。輝ちゃん。』
輝『瞳子…ちゃんはよせ。輝って呼べって、いつも言ってるだろ。』
瞳子『だって…輝ちゃんは輝ちゃんでしょ?』
にっこり笑って言うと、輝ちゃんは、大きなため息をつきながら、
輝『ハァー。そうですか?そうですね。はい…どうぞ。』
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