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寝不足もあり、ベッドで横になる。
すぐに眠れると思っていたのに、どうしても凌の事が頭から離れない。
凌は、私を騙してるの?
いつから、騙されていたの?
好きだ…愛してる…あの言葉は嘘だったの?
結婚しよう…って凌から言ってくれた事、嬉しかったのにな。
考えている内に、段々と視界がぼやけてくる。
涙が、止まらず溢れ出す。
凌の事は、好きだけど…私自身が、もう無理。
あの電話がくるまで、誰が何と言おうとも、私は世界で1番…凌の事を信用してた。
でも…今は世界で1番、信用出来ない人に変わってしまった。
今は、疑うしか出来ない。
結婚まで考えた凌だけど…もう、元には戻らない。
それに、あの愛莉花とか言う彼女の話しだと、凌は私と別れたがってる。
私は、決断した。
凌とは、別れると…。
だから、今日はいつも以上美味しいご飯を作ろう。
いつも以上に優しく接しよう。
最後だから…。
今だけは、涙が枯れて無くなってしまう程、泣こう。
そして、いつの間にか、意識を手放していた。
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