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PM19:07
凌
今、会社出た。
瞳子の好きなワイン買ってから向かうな。
今日は、いつもより手の込んだ料理をいっぱい作り、テーブルに並べる。
昨日、凌がリクエストしたハンバーグも作ってある。
私の決意は変わらない。
30分後、玄関のインターホンが鳴った。
-ピンポン-
玄関に行き、ドアを開ける。
瞳子『お疲れさま。ご飯出来てるよ。』
凌『はい。瞳子の好きなワイン。』
瞳子『ありがとう。』
2人でキッチンにあるテーブルに向かう。
凌は、いつも座る椅子に腰をかけ、スーツの上着を脱ぎ、私に渡す。
凌『なんか今日のご飯、凄い豪華じゃん。どうした?おっ…俺のリクエストとハンバーグもある。』
無邪気な笑顔で、喜ぶ凌を見て嬉しく思った反面、本当に思ってるの?と疑いの目で見てしまう自分が、嫌だった。
テーブルの椅子に座ると、凌がワインを開けてくれ、グラスに注いでくれた。
凌には、冷蔵庫で冷え冷えになったビールを出す。
2人で乾杯して、普段とかわらない馬鹿話しをしながら、ご飯を食べた。
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