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瞳子『……………。』
黙ってうつむく。
凌『何でだよ。瞳子?』
瞳子『……………。』
凌『なんか言えよ。瞳子。俺には、お前だけなんだよ。わかるだろ?なぁ…瞳子。』
瞳子『……………。』
凌『なんで…何にも言わねぇんだよ。他に、俺よりも好きな奴…出来たのかよ?そうだとしても、俺は瞳子と別れる気なんてないからな。』
瞳子『凌…別れよう。』
必死に、泣きそうになる自分を押さえる。
凌『何でだよ。教えてくれよ。黙ってたら何も解らないだろ。』
瞳子『これ以上、私を苦しめないでよ。私は…私は…。』
凌『何だよ。何でだよ。なぁ…瞳子。俺達、結婚する約束もしただろ?何で今更…。』
瞳子『もう…無理だから。早く出て行ってよ。』
凌『瞳子…?』
私を触ろうとした凌の手を振り払う。
凌『何でだよ。瞳子…。意味わかんねぇーよ。』
瞳子『意味わかんないのは私の方だよ。何で…何で…いつまででも納得しないの?別れようって言ってるんだから、早く帰ってよ。』
凌『俺は、瞳子が好きだ。誰よりも好きだ。だから、別れないし、帰らない。』
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