プロローグ

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その後に出した曲も売れず、次第に一発屋のレッテルを貼られたまま俺は売れないシンガーソングライターとなった 別に好きで売れたわけでも、好きで売れなくなったわけでもない ただ…俺はもう純粋な気持ちで書けないってだけ… なのに、世間はあーだこーだ好き勝手に騒ぐ あのときの歌はもうできない 同じものを作ることができないのと同じくらいあの時のような歌は作れない だってあの頃、俺は…一人の女性を好きになっていた… あの人を元に俺の心を歌にした あの人、須藤真理亜(スドウマリア)のために…
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