目が覚めると、そこは俺の知らない世界でした。

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「では私はどうして償えば……」  律儀だなあ……そこもまた可愛い。近頃の女にはなかなかいないタイプだな、よし。 「とりあえずお名前は?」 「剱持刀音と申します」 「ケンモチトーネ?」 「剣術の剣のりっとうをやいばにかえたものと持ち運びの持ちで剱持、刀の音と書いて刀音です」  えーと…… 「カ……カッコいい……」  ソードマスター感半端ねえなオイ剣の一族かよ最高だな。 「そ、そうですか?ありがとうございます……」  俺の気のきいたセリフに彼女の表情に嬉しさと恥じらいが入り混じり、頬もほんのりと赤くなって可愛さがバーストした。 「と~ぉねちゃ~ん」  そして気付けば俺も衣服をバーストさせながらルパンダイブをしていた。おかしいなこういうのは俺のキャラじゃなかった筈なんだけど
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