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悠斗「さてと…」
俺は荷物を持ち、歩き出した。
デカイ家で有名か…。金持ちなのか?
これは少し期待していいのかもしれない。
などと考えながら歩く事30分。
一行に早坂家が見当たらない。
悠斗「どこにあるんだよ…。
………ん?」
俺はある家の前に足を止め、表札に目を向けた。
表札に『天津』と書かれていた。
悠斗「ここって…。
もしかして親父の実家?」
俺は初めて親父の実家を見た。
だが、表札はボロボロで庭は雑草だらけ。
屋根に穴も空いている。
もう何年も空き家のようだ。
そういやじいちゃん達っていないんだっけ……。
あ。亡くなったって訳じゃねぇぞ?
何かえらい事やらかして海外に高飛びしたらしい。
親父は
『まぁ2~3年したら日本に帰ってくるだろ』
と笑っていた。
その後、じいちゃん達が何をしたのかすっごく気になって寝れなかったな。
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