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悠斗「なっ…何で!?」
千春「あたしの他に2人女がいるのは知ってるわよね?」
俺はうんうんっと黙って頷く。
千春「2人ともあたしの妹なんだけど、その1人が大の男嫌いでねー」
悠斗「大の?」
千春「それはもうだいっ嫌いなの。
半径1m以内に近づけば確実に死ぬわね」
悠斗「死ぬ!?」
千春「その子めちゃくちゃ強いのよ。
ここら辺じゃ敵う奴いないんじゃないかしら?
相手が男なら尚更強いわよ」
悠斗「……」
今のを聞くととんでもない奴だなそいつ…。
悠斗「その子に俺が来るッて言うのは…」
千春「ん?あー、まだ。悠君いつ来るかわかんなかったし」
悠斗「そっすか…」
千春「でも今のままじゃ絶対受け入れてくれないわね」
悠斗「そんな!!」
冗談じゃない!
有り金はたいてまでこんな見知らぬ所に来たんだ!
それなのにいきなり居候は無理だなんて理不尽すぎる!
悠斗「お願いしますよ!
俺もぅここが駄目なら路上生活行きなんです!
何でもしますから!!」
ーー“何でもします!”
そう言った瞬間、千春さんはニィっと笑った。
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