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悠斗「親父……」
手紙を持つ手に力が入り、フルフルと震えた。
悠斗「ふっ…ふっ…ふっ………ざけんなぁぁぁ!!!」
ビリビリと手紙を破った。
悠斗「なぁぁにが『グットラック!』だ!!
てか何バイト代盗んでんだよ!
しかも何この『(^з^)-☆Chu!!』は?!
気持ワリー事すんな!!」
破れた紙に向かって俺は叫んだ。
はたから見たら何してんだこいつ?って感じだな。
悠斗「しかもなんだよ~、保証人って……。
無職のくせに…。そんなんだからおふくろにも逃げられんだよ!」
俺の両親は3年前に離婚した。
でも正式な離婚はしていない。
親父に愛想をつかせて逃げたのだ。
その時、通帳を持って行った。
その日から俺と親父の貧乏生活が始まっのだ。
おふくろは綺麗で優しくて俺は大好きだった。
…出ていく時は俺も連れてってほしかったな…。
言っとくがマザコンじゃねぇぞ。
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