29人が本棚に入れています
本棚に追加
/67ページ
失っていた自我が蘇る
と同時に足元にいる"少女"と自分の身体の異変に気付く
真っ赤な血―返り血を浴び、赤に染まる自分
心臓に小さな穴をあけ、倒れている君
―─ ズチャッ ―─
頭に不快な音が横切る
虚ろな記憶の中、鮮明に覚えている感覚
君を、殺した、感覚
嗚呼…俺は"また"君を殺してしまったのか
血の海に横たわる少女をそっと抱き締める
次の世界では、世界が本当の終焉を迎えられるように
次の世界では、少女が愛サれるように
もう俺を愛サないで
ア リ ス
最初のコメントを投稿しよう!