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暗い暗い真っ暗闇
周りどころか、自分の手足服まで一切見えない。
むしろ此処に存在してるか疑問になるくらいに、真っ暗闇。
『 』
誰かが私の名前を呼んだ。
だけど誰だかわからない。見えないんだもの。
何で見えないかって?
簡単。眼を瞑っているから。
何で瞑ってるかって?
簡単。起きたくないから。
『 』
起きたくない。なのに声は止まない。
『 』
嫌だ。起きたく、ない。
だって、起きたら、
『 』
また、"彼"を苦しめてしまうから。
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