第1話「噛み合わない2人」

9/11
前へ
/17ページ
次へ
C「小野くん海外行ったことある?」 D「無いです」 C「ダメじゃない!」 D「ダメじゃないよ!」 C「ダメじゃん、だって行ったこと無いんでしょ?」 D「行ったこ…いいじゃないですか別にぃ…国内旅行楽しいですよ」 C「まぁそうだけど、海外に行きたいって…」 D「京都行きたい」 C「あぁ、京都いいね」 D「京都いい…」 C「京都僕も大好きぃ」 D「ほぁー、そんな神谷さんはえ、でも海外行ったこと」 C「唐突だねぇ(笑)ものすごいカンペ読んでる感があるんだけど(笑)割と最近ね、最近なんだよ。海外旅行に行くようになったのは。行ったのは。でも南の国ですね。僕が行ったのは。」 D「お!」 C「なんかその、観光とかじゃなくて、あのリゾート?」 D「ほぇぇー」 C「観光で何かが見たいじゃなくて南の島に行って、のんびりしに行くってのが初めての海外旅行」 D「いいなぁー」 C「でも2回しか行ったことないんだけどね、でもやっぱり楽しかったよ、やっぱり海外ってのは特殊な空間だね。」 D「んー、んーんーんー」 C「すごく思う」 D「ご飯がおいしいとこがいいな」 C「あー、それは思う。ね?」 D「うんー、だから僕イタリアとかいいなーって」 C「あぁ、イタリア行ってみたいね、でもヨーロッパはすーっごい時間かかるんだよ。一週間は休み取らないとダメだから」 D「んー」 C「はたして星野先生がまとまった時間が取れるか微妙ですが」 D「飛ばせばいいんじゃないですか?」 C「スタッフさん苦笑してます」 D「苦笑…あー…ほんとだ」 C「あはは(笑)」 D「本当だw」 C「ほんっと苦笑ですよ」 D「まぁー、よりよい作品を作るために…」 C「その通りですねー」 D「ほら、あの、作者取材の為ってよくあるじゃないですか?」 C「あるけども(笑)巻頭ですよ!星野リリィ先生看板作家なわけじゃないですか?」 D「はい」 C「それがいきなりいなくなってごらんなさい!」 D「あははは(笑)」 C「そういうわけにいかんだろ!」 D「はい(笑)」 C「じゃあまず近場からで、僕なりに考えた結果近場がいいんじゃないかな?ということになりました」 D「はぁい!」
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

54人が本棚に入れています
本棚に追加