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⑤ニヴフとウィルタ
樺太には少数民族が他にもいました。
ニヴフ民族とウィルタ民族です。
両民族に共通しているのは、アイヌ民族と交易があり、戦後、日本に協力した敵性民族としてソ連より追放されて北海道に強制移送(主に網走市)している事です。
そして、狩猟と漁猟が生業でした。
1976年12月、戦後補償や民族の人権問題解決を求めてウィルタ民族はウィルタ協会を設立しましたが、日本政府が国際人権規約にもとづく国際連合への報告書に、同規約第27条に該当する少数民族として記載されたのはアイヌ民族のみでした。
教科書には掲載されない近現代史のひとつです。
余談ですが、古来中国や日本の文献に記載されている「粛慎」はニヴフ民族ではないかと指摘されています。
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