最もふざけたやつら

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桃太郎と猿が更に 進んでいくと、 前から犬がきて、 きびだんごをねだりました。 犬「おっ、お前旨そうなモン   持ってんじゃねぇか!   あるだけ置いて   いきやがれ!」 桃「誰に口きいてんだ   殺すぞコラ」 犬「あ゛ぁん?」 猿「なんだよお前!   いきなりそんな風に   言うことねえだろ!?」 犬「はっ、な~んか臭ぇと   思ったら、   やっぱ猿がいやがったか」 桃「お前ら知り合いか?」 犬&猿「違う!!#」 桃太郎は、きびだんごを あげる代わりに、 鬼退治を手伝って欲しいと 言いました。 桃「まあそれはどうでもいい。   犬、鬼退治手伝うなら   きびだんごをやらんでも   ないぞ。」 犬「どうでも!?   って何?おたくら   鬼退治行こうとしてんの?   止めとけ止めとけ、   恥かくだけだぜ?」 桃「ほう…じゃあ   きびだんごは要らない、   と?」 犬「そうは言ってねぇけどよ?   そのメンツで勝てる程   敵さんは弱くねぇだろ」 桃「だろうな」 猿「桃太郎~ι」 犬「物分かりいいじゃないの、   人間サマは」 桃「だから少しでも人手が   要るんだ。察せ馬鹿犬」 犬「~~~っ言わせておきゃ   調子乗りやがってっ!」 桃「まぁ、貴様が来んでも   別のヤツを捜すが。   お前はきびだんご、   食いたいんだろう?」 犬「う゛…   っ野郎だけのパーティ   なんぞお断りだ!」 桃「そうか。   おい猿、行くぞ」 猿「えっ?わ、分かった」 桃「鬼にさらわれた女共を   一刻も早く   たすけよう(棒読み)」 犬「ああ!?女が   さらわれてんのか!!?   仕方ねぇな、だったら俺も   行ってやらぁ!   きびだんごよこせっ」 犬は快くそれに応じました。 こうして桃太郎達は新しい 仲間を迎えました。 桃「ハナっからそう言えば   いいものを…ほらよ」 犬「さんきゅ、   モグモグモゴフッ!!?」 猿「どうしたんだよ!?   桃太郎水、水!!」 桃「…ほらよ」 犬「……っはぁ、はぁ…   唐辛子入ってたぞ!?   これ!」 桃「…あのクソ親父…!」 猿「へぇ~、あ、   俺が食ったのには   普通のあんこ入ってた!!   あとカスタード♪」 桃「あんこあったのか!   チッ…」 犬「…あー、ちょい袋貸せ!」 猿「ん、おう…   全部盗んなよ!」 犬「盗るか!…   クンクン……ほらよ」 桃「……パクッ、   あ。あんこ…」
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