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俺はしょんぼりしながら瑠輝の後ろ3mを保ちながら歩いていた。
それにしても、どこなんだよココは……?
ん、まさかの夢オチ?
俺は渾身のハイキックを瑠輝にお見舞い
しようとしたのだが、いち早く気づいた瑠輝が伏せたことにより、俺の足は側の木に突き刺さっ
「いっっ………………………てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
た。
「なんだ今のタメは」
尋常じゃない痛み。折れたかも。嘘ですごめんなさい。
うん、夢じゃないことがわかった。
俺が悶えていると、あるものが目に入った。
痛みなんか吹っ飛び、頭が冷却される。
視界に入ったもの、それは男の子なら一度は憧れるであろう……西洋風の剣だ。
俺は目をキラキラさせながらその剣を木から抜いた。
で、気付いた。
「これなんてエ……アクションRPG?」
「お前今エロゲって言いかけただろ」
なんのことだかさっぱりですけど。
俺は早速側の木を斬った。剣は気持ちの良い音と共に呆気なく折れた。
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?!」
瑠輝は完全に俺をスルーし、歩いていった。
同時に俺のテンションも一気にクールダウン。
俺は柄を投げ捨て、瑠輝を追った。
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