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ファンタジアを壊滅寸前に追い込んだ切っ掛けは、一つの人間の一族だった。
人間界の均衡を武力で保とうとした、現帝王のガルク一族。
事態は次第に世界規模に発展し、次元を越え、それに漬け込み世界統一を目論んだ魔界の暴虐派魔族や精霊界ダークエルフなど暴力に見せられた種族達と同盟を組み、武力支配を広めていった。
そんなガルク帝国達を抑制するべく、世界の均衡を友好で保とうとした王国エルシドの一族と、エルシドに協力し世界平和を望む者達が立ち上がった。
2863年から終戦までの間、約10年。
ガルク一族達武力派とエルシドの一族率いる連合軍は10年の間、戦い続けた。
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