6/6
前へ
/33ページ
次へ
  「…フグッ!?」 強引に唇をわって、舌がアイリスの口内へ侵入してきた。 「…んぐっ……んっ…」 抵抗したくても、抵抗しようとする度に体がピタリと止まる。 「…い、や……ンンッ…」 抵抗できないアイリスはされるがまま… 「…んっ……う…ぅ…」 アイリスは酸欠寸前でうめく。 アルフォードは唇を放し、ペロリとアイリスの唇を舐めた。 「…ククッ、お前の鳴き声はいい。 止めたくなくなる」 ―トサッ 腰から手を放すと支えを失った体は床へ座り込んだ。 「…はぁはぁ…」 アイリスは肩で息をする。 「私の…ファーストキスを返して…」 「なんだ、はじめてだったのか?」 「…好きな人とって…決めてたのに…」 「ならば」 アルフォードはしゃがみ、首輪を引っ張った。 「我を好きになれ」  
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4804人が本棚に入れています
本棚に追加