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秋風荒ぶ夜の道
木の葉舞散る帰り道
1人車で走る俺
冷たい風が身に染みる
アクセル吹かし風を切る
光が走る 闇を裂く
家まであともう少し
馴れ親しんだ帰り道
君から突然メールがきた
具合が悪い…泣きそうな
君を放っておけやしない
このまま君のもとへ行こう
アクセル吹かし風を切る
逸る気持ち落ち着かない
不安で胸が張り裂けそう
君の声がキキタイヨ…
車停めてTELをする
苦しそうな君の声
『心配しないで大丈夫…』
そう呟いてきれたTEL
アクセル吹かし風を切る
俺の本当の帰る場所
もうすぐ愛する君のもと
迎えに行くよ今すぐに
車をとめて走りだす
泣いて喜ぶ君の顔
『一人にしないよ…
だいじょうぶ』
泣きじゃくるきみ
抱き締めて…
きみのもとへのこの道程を走る
俺の本当の帰り道
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