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映姫「今日も疲れましたね…」
今日は珍しく早く仕事を終わらせる事が出来た映姫は自分の机で休んでいた。
小町「四季様~お疲れですね~」
そこに死神の船頭の小町がやって来た。
映姫「あれ?小町、今日はずいぶんと仕事が早いんですね」
小町「えぇ、まあ、たまには~ハハハ…」
映姫「怪しいですね…ちゃんと次の魂は判決待ちのところに導いたのですか?」
小町「あ、はい…」
小町が頭をポリポリとかく
映姫「やはり怪しい…」
映姫はふところから手鏡のような物を取り出す。
小町「ちょ!四季様!!それは“浄玻璃の鏡”じゃないですか!?」
“浄玻璃の鏡”とは四季映姫が持つ道具の一つで相手を映すと相手の全ての罪を見る事が出来る。
つまりプライバシー?何それ、美味しいの?
だ
映姫「そうですが、何か問題でも?」
小町「ひ、酷いです!職権乱用です!その鏡はプライバシーもなんのその!地霊殿の主なんて目じゃないよ!な鏡じゃないですか!!💦」
映姫「別に悪い事してなければいいのです。悪い事をしてなければ♪」
映姫が小町をその鏡で映そうとする。
小町「ひっ!!」
小町が必死に避ける
映姫「あれ?何故避けるのですか?あなたは何も悪い事はしてないんでしょう?例えば、仕事をサボるとか…
そうじゃないんだったら避ける必要なんて無いはずですなんがねぇ…」
小町「そ、それは…(汗)」
映姫「隠すと罪が重くなるだけですよ?
さ、大人しく写りなさい。」
小町「うっ…四季様の鬼!悪魔!」
映姫「私は閻魔です。」
映姫は笑顔でそう答えると涙を浮かべる小町を鏡に映した。
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