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鏡に小町を写すと鏡面がくもりだし、だんだんとくもりがはれる。
そこには舟を漕ぐ小町の姿があった。
後ろにはきちんと霊を乗せて
小町「いや~、そん時にあたいは四季様に見つかっちゃってね~酷くしぼられたんだよ~(笑)
あ、四季様ってのはあたいの上司の閻魔様の事ね(笑)」
小町は楽しそうに笑いながら自分の失敗談を話す。
霊「💧」
小町「お前さんはこの事をどう思うよ(笑)」
霊「…💧」
小町「…そっか、お前さんは霊だから話せないんだっけ(笑)」
小町がまた笑う。
そう、死人に口無しとは良く言ったもので(本来のニュアンスとは違うが)、
霊には口が無い、というか喋る事が出来ない。
小町「あたいは喋るのが好きなんだ、本当はお前さんと会話出来りゃ一番良いんだけどそれは無理だからね。
あたいの話を聞き続けてもらうよ(笑)」
霊「(苦笑)」
まあ、霊は笑うことも出来ないがそう見える。ということでこう表現させてもらう。
小町「え~と…何話してたっけ?…あ、四季様の話だったっけ。で、その四季様ってのは閻魔でとても偉いんだけどね。見た目がね(笑)
お前さんは閻魔っていうとどういうイメージをする?」
霊「………(怒)?」
小町「まあ、普通はそうだよね。でもね、これがね(笑)」
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